用語辞典「保育リスクマネジメント」
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リスクマネジメントを保育の現場でも使用できるようにアレンジした内容です。具体的な流れや進め方などは、医療現場で実施されている内容とあまり変わりはありません。
昨今では、保育リスクマネジメントに関連する書籍「乳幼児の事故予防 保育者のためのリスクマネジメント」や「保育士と考える 保育リスクマネジメント」など、参考となる書籍も増えてきました。しかし、書籍で述べられている内容がそのまま自園に適用できるか定かではありません。
まず、計画を立て、実践し、評価、改善という「PDCAサイクル」に則って、少しずつ園の環境に適する実践を行うように心がけることが重要となります。
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保育リスクマネジメントを実践するためには、必ずリスクマネージャーを選任する必要があると考えられます。ここで言うリスクマネージャーとは保育リスクマネジメント全体の責任者でもあります。主な業務としては、現場で働く職員へ問題解決の意識付けをしたり、リスクに対する助言、指導、施設長や主任保育士への連絡・調整、ケース会議の開催調整などを行います。
なお、リスクマネージャーを担う職員として「主任保育士」が兼任するケースを見かけますが、できるだけ主任保育士は避けることをお勧めします。可能であれば、主任保育士の次に経験のある職員が適任だと思います。
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リスクマネージャを選任したら、報告書の様式を作成します。報告書の質により、その後の集計、分析のしやすさが劇的に変わりますので、以下の点を考慮した報告書の様式をお勧めします。
- チェック項目を中心とする。
記述欄が中心となると、どのような点を把握したら良いか?実際の問題点は何だったのか?など、分析がしにくくなったり、客観的な結果を得にくくなったりします。ですので、できる限りチェック項目が主体の報告書とするようにしましょう。 - 報告者自身が原因を分析できるようにする。
必ず「ヒヤリハット」や「事故」が、なぜ起きてしまったのか?と報告者本人が事故分析できるような項目を設けましょう。

